新川優愛主演のドラマ「いつまでも白い羽根」が最終回を迎えました。深夜ドラマですし、裏が人気の「おっさんずラブ」なので視聴率も低いですが、私はおっさんずラブと両方見ていました。
それほど好きなドラマじゃなかったけど、仕事をしながらティーバでちょこちょこ見ていたので、どんな結末を迎えるのかな?という好奇心から、最終回も見ましたが・・ガッカリな終わり方でした。
看護学生が紆余曲折しながら看護師になっていくというお話だったはず・・なので、ラストはみんな無事に卒業して自分らしい道にそれぞれ進んで欲しいと思っていたんです。それだったらスカッとできたと思います。
なのに・・どうして主人公の瑠美だけが卒業して、仲間だった4人のうち3人が脱落してしまったのか・・とても残念でした。
離婚して少し前に休学した佐伯さんは仕方ないとしても、あれだけ頑張っていて看護師が天職と思われる千夏がどうして退学しないといけないのか・・自分で決めた結果とは言え、すごくもったいないと思いました。
遠野さんが千夏が退学に追い込まれた事実・・カルテの改ざんを命じられたことを暴露して、校長も問題視していたので、それによって退学が取り消されたのでは?助かる道を提示されたのでは?と期待していたんですが、結果は何も変わらなかったんですね。それどころか告発した遠野さんまで退学になったなんて・・納得いかないです。
結果的に、看護師に向いていない、辞めたい・・と言っていた瑠美が看護師になれたのは皮肉な結果ですが、人生とはそんなものかもしれません。
看護師にはなれなかったとしても、それぞれに新しい道で頑張るというラストを期待していました。
佐伯さんは復学するということで良かったし、千夏も何をするかわからないけど前向きなので大丈夫でしょう。
だけど、どうして遠野さんが死んでしまうのか・・納得いかなかったです。憎いはずの教授を愛してしまい苦しんだけど、一緒に新しい土地で医療のお手伝いをするために旅立とうとしていたはず・・なのに交通事故でふたりとも死んでしまうなんて。
原作では心中なのか事故なのかわからないと書いてあったそうだけど、ドラマではどう見ても事故でした。あんな悲しい終わり方にしなくてもいいのに・・原作通りなんだから仕方ないんだしょうけどね。
それにしても、遠野さんがすごい美人扱いで、誰もが一瞬で恋に落ちてしまうという設定には無理があったような・・・瑠美のほうがかわいいのに、どうして片思いの彼が一瞬で遠野さんの虜になってしまったのか疑問でした。確かに大人っぽくて色っぽい人ではありましたが。
ちなみにこの遠野さん役は、ゲスの極み乙女のドラムの人です。最近は女優デビューもしていて、黒革の手帳にも出ていましたよ。
いろいろ突っ込みどころのあるドラマでしたが、復讐に燃える遠野さんというドロドロしたキャラや、ひたすら明るくて元気な千夏という親友の存在などもあり、若い女性の成長物語として、それなりに楽しめました。
一つわからないことは、最後にお見舞いに行ったら、担当していた女の子が病室にいなかったことです。瑠美は退院したんだな~って喜んでいましたが、確か重病だったはず・・本当に退院したのかな?それとも転院したのかな?まさか亡くなった?などと気になってしまいました。
最後に瑠美が卒業式で読んだ答辞の言葉です。
白い羽根は何色にも染まる。どんな色にでもなれる。でも、何色の羽根を背中につけるかは、多分それぞれの生き方にかかっている。
私も悔いのない生き方をしたいと思います。
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