救急車が到着する9分の間に絶対やらなくてはいけないこと

職場で救命処置の講習があったので、忘れないうちに書いておこうと思います。

救急車が到着するまでの時間は、全国平均で9分だそうです。脳は3、4分で壊死してしまうんだそうで、救急車が到着するまでの間に何もしなければ、命が助かったとしても脳がだめになってしまう・・

その場に居合わせた人から救急隊、救急隊から医師へと命のバトンをつなぐ救急リレーを成功させるためには、私たち一人一人が勇気を持って何か行動しなくてはいけないということですね。

倒れている人を見つけたら、どんな行動をしたらいいのか?実際にはパニックになってしまって判断が難しいかもしれないけど、知っているかどうかは大きなポイントだと思います。

では実際にどう動けばいいのか?

まず、周囲の安全を確認します。肩を両手で叩きながら、「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と声をかけます。

反応がなければ心停止の恐れがあるので、近くにいる人に救急車を呼んでもらい、AEDを持ってくるように頼みます。周りにいる人たちに協力を頼みます。ひとりでは限界があるので、多くの人で対処できるといいですね。

呼吸があるかないか確認して、呼吸があれば様子を見ながら救急車の到着を待ちます。

呼吸がない場合は、胸骨圧迫をします。両手で心臓の辺りを30回押します。人工呼吸を2回したら、また胸部圧迫を30回、それを5セットするそうです。人工呼吸に抵抗がある場合は、胸部圧迫だけでいいそうです。

胸部が5センチほど沈むぐらい強めに行うので、骨が折れることもあるそうです。でも、命には代えられないので仕方ないですね。

今日はお人形だからできたけど、本当にそんな場面に遭遇したら、できるのかどうか・・ちょっと不安です。でも、全くやったことないのと一度でもやったことがあるのでは違うと思うので、こういう機会をいただけるのは有り難いですね。

AEDが到着したら、電源を入れて指示に従います。いろいろな種類があり、自動で電源が入るものと自分で電源を入れるものがあるので確認します。

電極パッドを胸に2か所貼るんですが、イラストを見ながら貼るので大丈夫です。気をつけることは、粘着力が強いので、一度に2枚はがすのではなく、一つずつはがして貼るようにします。でないと、パッド同士がくっついてしまって使えなくなることもあるそうです。

胸に貼り薬が貼ってある場合ははがします。心臓のペースメーカーが入っている場合は、その場所を避けて貼ります。ネックレスなどは首の後ろに回すようにします。

心電図解析が始まったら患者に触れないように少し離れます。感電の恐れがあるので。

音声案内に従って、電気ショックを行います。その後、また胸部圧迫を行います。

音声案内が「ショックは不要です」の場合は、胸部圧迫を行います。

救急隊に引き継ぐまで、心肺蘇生を続けます。

心配が蘇生しても、AEDの電源は切らず、パッドは装着したままで救急隊に引き継ぎます。

最近はAEDが設置してある場所が増えましたね。どこに置いてあるのかを確認しておくといいですね。なにかあった時に迅速に行動するためには、ある程度の知識があったほうがいいです。

私が大学1年の時、中学の同級生だった友達が駅のホームで倒れて亡くなりました。電車に乗り遅れそうになって駅の階段を思いきり駆け上がったのが原因です。本当にショックでした。あの若さで、まさかそんなことで亡くなってしまうとは・・あれは私だったかもしれない・・誰にでも起こり得ることなんです。

今だったら駅のホームにAEDがあるので、彼女は助かっていたかもしれない・・と思うと残念でたまりません。彼女のような人を助けるためにも、救命法は大事なのですね。

今日習ったことを頭に入れて、いざという時に活用したいと思います。

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