「ハリーのセーター」は何度読んでもほっこりできる

ジーン・ジオン ぶん  マーガレット・ブロイ・グレアム え  わたねべしげお やく 福音館書店

ハリーのシリーズは何冊かあり、どれも大人気で定番中の定番なので、よく知られている絵本ですね。

うちの子たちも大好きで、今は幼稚園の孫が大好きな絵本です。

この「ハリーのセーター」は、おばあちゃんがくれたセーターの柄が気に入らなくて、ハリーは着たくないって思います。でも、子どもたちに着せられて外出しました。

ハリーはどうにかしてこのセーターを捨てようとするのですが、「わすれていますよ!」って親切な人が届けてくれるので、また着せられてしまうのです。

ハリーは毛糸が少し垂れているのに気がついて、引っ張ってみました。すると、少しほどけてしまいました。それを見ていた鳥が、その糸を引っ張って空高く飛んでいきました。セーターは一本の糸になり、ハリーは大喜びでした。

おばあちゃんが遊びに来た時、ハリーは公園の木の下に案内しました。木の上を見上げると、そこにはハリーのセーターが!立派な鳥の巣になっていたのです。鳥も嬉しそうだし、ハリーも嬉しいのです。そして、それを見た子どもたちもおばあちゃんもニッコリ。すごく温かい気持ちになれます。

おばあちゃんは、せっかくプレゼントしたセーターをなくしたことに少しも怒らず、どうやってあげたのかねえ?なんて言っているところがいいですね。

そして、また新しいセーターをプレゼントしてくれるのです。今度はハリーは気に入りました。ほっこりして優しい気持ちになれる絵本です。幼稚園から低学年の子が喜びそうなお話です。

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